[キト 30日 ロイター] エクアドル政府当局者が、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏に居住権を与える意向を表明した。キント・ルカス外務副大臣が、30日伝えられた地元メディアとのインタビューで語った。
副大臣は「(アサンジ氏を)会議や講演のために招待する。本人が希望すれば、エクアドルの居住権を与える」と述べ、現在アサンジ氏への連絡を試みていると説明。政府としての正式な提案だとしている。
オーストラリア人であるアサンジ氏の所在は明らかになっておらず、各国を転々としているとみられている。
ウィキリークスが米外交公電約25万点の公開を始めた問題については、クリントン米国務長官が「極めて遺憾」と非難したほか、米司法省も情報漏えいの容疑で捜査を開始している。