December 8, 2010 / 8:11 PM / in 9 years

欧州の状況は依然困難、効果的な対応策必要=IMF専務理事

 12月8日、IMFのストロスカーン専務理事は、欧州は依然困難な状況にあるとし、より効果的な対応策が必要と主張。写真はジュネーブの国連欧州本部で(2010年 ロイター/Denis Balibouse)

 [ジュネーブ 8日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は8日、欧州は引き続き困難な状況にあるとし、ユーロ圏債務危機に対する一段と効果的な対応策の必要性を主張した。

 また、世界金融危機の影響は当分続くと警告した。

 専務理事は講演で「欧州の状況は引き続き厳しく、先行きはこれまで以上に不透明となっている」と述べた。

 ギリシャやアイルランドの危機により、経済・財政危機に対する一段と効果的な対応策の必要性が浮き彫りになったと指摘し、「監督強化と効果的な危機解決メカニズム創設の遅れは次の危機につながる恐れがある」との考えを示した。

 ただ、ユーロが問題を悪化させているとの懸念は重要視せず、「ユーロが問題の根源とは考えていない。ユーロは、地域レベルの協調改善によって補完される必要がある」と語った。

 専務理事はまた、各国が規制を強化しても監督が十分でなければ「危機が間近に迫る可能性がある」とし、経済・金融監督強化を呼び掛けた。

 銀行セクターの規制改革は急を要するとし、現行規制の欠陥を修正するための各国当局の行動は十分に迅速とは言えないと述べ、「金融セクターに対する新たな規制の実施が重要だ」と明言した。

 世界の大半の国が金融危機を脱したと強調。アジア経済が大方危機を乗り切ったほか、ブラジル、チリ、ペルー、コロンビアなどの中南米諸国では力強い成長が見られるとの認識を示した。

 一方、「米国の状況は一段と不透明となっている」とし、「われわれはいまだ危機を脱していない。しかし、過度に欧州中心的な見方に偏るべきではない」と語った。

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