January 7, 2011 / 1:55 AM / 10 years ago

EU、銀行経営悪化時に債券保有者に損失負担求める制度導入へ

 1月6日、EUの欧州委は域内銀行の経営が悪化した際、債券保有者に損失を負担させる新制度を導入する方針を明らかにした。写真はブリュッセルの欧州委本部。昨年6月撮影(2011年 ロイター/Thierry Roge)

 [ブリュッセル 6日 ロイター] 欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、域内銀行の経営が悪化した場合に、債券保有者に損失を負担させる新制度を導入する方針を明らかにした。

 これまで銀行が破たん時には株主や政府が主に損失を負担していたが、今後債券保有者にも負担を求め、より厳しい措置が取られることになる。

 EUは今回の草案をもとに業界関係者から意見を集め、数カ月以内に最終案がとりまとめられる。2013年には法制化される見通し。

 金融機関はすでに自己資本の強化や幹部報酬の制限などを迫られているが、今後銀行の借り入れコストは上昇し、収益がさらに圧迫される可能性がある。

 欧州政策研究所のカレル・ラノー所長は「金融危機において、債券保有者保護という点でこれまで大きな過ちがあった」と指摘。「債券保有者は聖域として守られるか、もしくは、株主というより預金者とほぼ同じ扱いだった。英国の場合、大半は投資額同等を取り戻している」と語った。

 一方、シンクタンク、リディファインのソニー・カポール氏は「EU域内銀行の債券保有者は、株主の約6倍に相当する。一時的には問題になり、銀行の資金調達コストは上昇する。ただ、銀行は政府支援の資金を確保しており、悪い状況にはならない」との見方を示した。 

 欧州委員会は今後数カ月で加盟国と議会との調整を進め最終案をまとめる。

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