[テヘラン 9日 ロイター] イラン北西部のウルミエ近郊で9日、乗客乗員106人を乗せたイラン航空の旅客機ボーイング727が悪天候のなか墜落し、少なくとも70人が死亡、35人が負傷した。イラン赤新月社が発表した。
赤新月社によると、同機には乗客94人と乗員12人が搭乗。負傷者の多くは重傷で、死者の数はさらに増える恐れがあるという。
ウルミエは首都テヘランから北西に約1000キロ離れた、トルコとの国境に近い山岳地帯の都市。同機はテヘラン発で、事故はウルミエ空港に着陸する寸前に起きた。
当局者は、これまでに50人が救助されたが、雪と濃霧の影響で救出作業は難航していると説明。また「機体はバラバラになったが、爆発はしていない」と話した。
イラン航空の広報によると、乗客の中に子ども2人も含まれているという。