January 14, 2011 / 12:53 AM / 8 years ago

米経済見通しは改善、失業率の低下には不十分=FRB議長

 [アーリントン(米バージニア州) 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は13日、米経済の見通しは改善しており、今年の経済成長率は3─4%の伸びになることが予想されるものの、失業率を望ましい水準へ低下させるには不十分との見解を示した。

 1月13日、FRBのバーナンキ議長は、米経済の見通しは改善しているが、失業率を望ましい水準へ低下させるには不十分との見解を示した。7日撮影(2011年 ロイター/Jim Bourg)

 議長は、当地で開かれた米連邦預金保険公社(FDIC)主催のイベントで「経済は勢いを増しつつあり、過去数カ月で状況は改善したもようだ。2011年の成長率が3─4%となることは理にかなっているようにみえる」と述べた。

 その一方で「これは、われわれが望んでいるペースで失業率を低下させることはない。しかしながら、経済の拡大は明らかに望ましい」と語った。

 FRBの昨年11月時点の米経済成長率予測は3─3.6%。バーナンキ議長が新たに示した予測は、当局者の経済見通しがやや上方修正されたことを示唆している。

 議長はまた、デフレリスクがここ数カ月間で後退したとの認識を示し、「労働市場の一部改善を目にしている。デフレリスクがこれまでに大きく後退したことから、われわれは正しい方向に向かっていると言える」と述べた。

 1月25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、FRBでは国債買い入れを計画通り6月末まで継続するかどうかが論点となっている。

 国債買い入れは長期金利の上昇抑制を目的としているものの、金利は昨年11月以来上昇。国債買い入れ策に効果はないとの批判が出ている。

 これに対し、議長は会合で、国債買い入れを通じたFRBによる積極的な金融緩和政策が見通しの改善に寄与したと評価し、最近の米債利回りの上昇は経済見通しの改善を反映していると指摘。「金利は上昇したが、これは主に(経済)ニュースが改善していることが理由と考える。(金融)政策が寄与したと言える」と述べた。 

 また、FRBの政策は株価上昇にも寄与したとの見方を示した。

 バーナンキ議長は、政府の監視強化が銀行融資を抑制するとの懸念については、金融規制改革法の主眼は大手銀行が金融システム全体に対しリスクをもたらさないようにすることだとの考えを示した。

 また、銀行はバランスシートを強化し、単に担保に対してではなく、借り手の返済能力に応じて融資を行うことが必要になる、と指摘。2011年の中小企業向け融資は改善するとの見方も示した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below