January 20, 2011 / 1:39 AM / 8 years ago

ブラジル中銀が利上げ、新総裁体制で引き締めサイクル入り

 [ブラジリア 19日 ロイター] ブラジル中央銀行は19日、主要政策金利を10.75%から11.25%に引き上げることを決定した。高成長を続ける経済を冷やしかねない引き締めサイクルに入った。

 1月19日、ブラジル中央銀行は主要政策金利を10.75%から11.25%に引き上げることを決定。写真はトンビニ新総裁。6日撮影(2011年 ロイター/Ricardo Moraes)

 利上げは2010年7月以来で市場の予想通り。決定は全会一致だった。

 ロイターが先週アナリスト21人を対象に行った調査では、全員が50ベーシスポイント(bp)の利上げを予想していた。

 今回の金利決定は、トンビニ新中銀総裁の下で初めて。年初に就任したルセフ大統領とトンビニ総裁には、強力な措置を講じて物価上昇に歯止めをかけることができると投資家に示さなければならない、という圧力がかかっていた。

 中銀は声明で「理事会は、政策金利を11.25%に引き上げ、基準金利の調整プロセスを開始することをを全会一致で決定した。その効果は、マクロプルーデンシャルな措置と相まってインフレを目標と一致させることに寄与する」と表明した。

 ブラジルのインフレ率は、中銀の目標の中央値を大幅に上回る状況。利上げは、消費者の旺盛な需要やインフレの抑制に寄与する。

 しかし、すでにブラジルの金利は世界的に最も高い水準にある。利上げは、投資資金が米欧など超低金利の先進国からさらに流入するリスクも伴う。

 資本流入が加速すれば、すでに過大評価されているブラジルレアルがを一段と上昇する可能性がある。

 メイレレス前総裁体制のブラジル中銀は、インフレが加速するなか、昨年12月の会合まで3回、政策金利を据え置いていた。

 マンテガ財務相は、インフレリスクをけん制する発言をしていた。このため、アナリストの間では、トンビニ新総裁が融資に悪影響を与えないために金融引き締めを差し控えるよう圧力を受けているとの見方も一部で出ていた。

 インフレ率は昨年、5.91%に達し、政府の目標である4.5%プラス・マイナス2%ポイントの中央値を大きく上回った。世界的に食料価格が上昇しており、インフレの見通しは厳しい。

 中銀が毎週実施しているアナリスト調査では、2011年のインフレ率予想が6回連続で引き上げられ5.42%となリ、中銀の目標レンジの中央値(4.5%)を大きく上回った。

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