[ロンドン 20日 ロイター] 2010年のレコード音楽の売上高は、海賊版の氾濫などにより、世界全体で前年比約9%減少した。業界団体が20日に発表した。
音楽大手各社で構成する国際レコード産業連盟(IFPI)によると、インターネットからダウンロードされる楽曲20曲のうち、19曲は違法であり、正規のダウンロードやCDの販売があおりを受けているという。
IFPIのフランシス・ムーア理事長は「依然として非常に厳しい状況にある。昨年の調査では、2015年までに120万人の職が失われる可能性があるとの結果が出ている」と語った。