January 26, 2011 / 10:26 PM / 8 years ago

米FOMC、低金利政策と国債買い入れの継続を決定

 [ワシントン 26日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は26日発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、回復が強まっていることを示す最近の兆候にもかかわらず経済について慎重な見方を示し、高水準の失業率によって6000億ドルの追加国債買い入れは依然として正当化されるとの立場を示した。

 1月26日、米FRBはFOMC声明で経済について慎重な見方を示し、高水準の失業率によって6000億ドルの追加国債買い入れは依然正当化されるとの立場を示した。写真は2008年3月、FRBの建物前で(2011年 ロイター/Jason Reed)

 FRBは声明で、商品(コモディティ)価格の上昇で世界的にインフレ懸念が強まったことを認める一方、基調的インフレを示す指標は「幾分低い」水準にあると指摘した。

 フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を予想通りゼロ―0.25%に据え置き、金利を長期間にわたり異例に低い水準に据え置く可能性が高いとする方針を確認した。

 今回の政策決定に反対票を投じたメンバーはなかった。

 声明は景気について「景気回復は継続しているものの、回復ペースは労働市場の状況を大きく改善するには不十分」と表明。

 景気回復が「失業を低下させるのに不十分なペース(at a rate that has been insufficient to bring down unemployment)」としていた前回2010年12月の声明に比べると、景気認識が若干良くなった。背景には、12月のFOMC後、今年初めに発表された12月の失業率が9.4%と、11月の9.8%から低下したことがある。

 物価圧力への警戒感はさほど高くないことをうかがわせた。トリシェ総裁が商品価格高によるインフレリスクを警告している欧州中央銀行(ECB)とは対照的だが、FRBが今回着目したのは、50年ぶりの低水準にあるコアインフレ率だった。

 声明は「商品価格は上昇したものの(commodity prices have risen)、長期インフレ期待は引き続き安定しており、基調インフレを示す指標は低下傾向が続いている」としている。

 声明発表後、ドルは売られ、米国債は上昇した。米株はしっかり。金利先物は利上げ観測の後退を示した。

 コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・エジナー氏は、声明について、過去数週間の経済統計の改善を、市場が予想していたほど認めていない、と指摘した。

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