February 11, 2011 / 3:15 AM / 8 years ago

ムバラク大統領が辞任拒否、デモ隊の高揚は一転失望と怒りに

 2月10日、カイロのタハリール広場にはムバラク大統領の退陣表明を予想して多くの市民が集まっていたが、テレビ演説を受けて期待は失望と怒りに変わった(2011年 ロイター/Goran Tomasevic)

 [カイロ 10日 ロイター] エジプトのムバラク大統領は10日、国営テレビを通じて演説し、即時辞任しない意向をあらためて表明。憲法に基づき、スレイマン副大統領に権限を委譲することを明らかにした。

 首都カイロのタハリール広場にはこの日、ムバラク大統領の退陣表明を予想して多くの市民が集まっていたが、テレビ演説を受けて期待は失望と怒りに変わった。

 演説が始まる前までは、広場ではエジプトの国旗が振られ、歌ったり踊ったりする人もいるなど、デモというよりはむしろ、さながらカーニバルのような様相を呈していた。

 午後を通じてムバラク大統領が辞任するとの報道も相次ぎ、反政府デモ参加者の間には祝賀ムードが高まった。また、ムバラク大統領が出国してドイツに向かうとの憶測も広がっていた。

 しかしムバラク大統領が話し始めると、市民らは期待が裏切られたことに気付き始め、広場は静寂に包まれた。1分も経たないうちに高揚が失望感に変わり、演説の中盤には「辞めろ、辞めろ、辞めろ」というシュプレヒコールが再び広場にこだました。

 広場をすぐに去るデモ参加者もいたが、夜遅くになってもシュプレヒコールを挙げ続ける市民もいた。

 デモ集会を呼び掛けた男性の1人が「あきらめるな、あきらめるな」と涙ながらに訴えると、別の場所から「あきらめない。降参しない」と返す声も聞こえた。

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