[ロンドン 11日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアリーグ、ウェストハムは11日、2012年のロンドン五輪後にロンドン・オリンピック・スタジアムを本拠地として使用する権利を勝ち取った。
同スタジアムを巡っては同じロンドンのライバルチーム、トットナムも使用を申請。五輪公園の管理会社が協議した結果、陸上トラックを残して多目的使用を可能とする総額9500万ポンド(約127億円)のウェストハムの再利用計画が、トラック撤去でサッカー専用競技場とする5億ポンドのトットナム案を退け、満場一致で推薦を受けた。
管理会社の関係者は、スポーツや文化、エンターテインメントなど、地域社会のニーズを考慮した上での決定であるとコメント。一方、かつてウェストハムでプレーし、現在はトットナムで指揮を執るハリー・レドナップ監督は、トラックを残すことで観客とピッチの距離が遠くなり、試合の雰囲気が損なわれると指摘した。