February 15, 2011 / 3:29 AM / 8 years ago

エジプト軍が民政移行を本格化か、総選挙実現には課題も

 2月15日、エジプトで実権を掌握した軍最高評議会は、国内情勢の安定化に向け、民政移行プロセスを本格化させる兆しを見せている。写真はカイロで14日撮影(2011年 ロイター/Mohamed Abd El-Ghany)

 [カイロ 15日 ロイター] エジプトでムバラク大統領の辞任に伴い実権を掌握した軍最高評議会は、国内情勢の安定化に向け、民政移行プロセスを本格化させる兆しを見せている。

 最高評議会は14日、反政府デモに参加した活動家の若者らと協議を行った。カイロで当局により12日間拘束されていた米グーグルの幹部、ワエル・ゴニム氏によると、軍最高評議会のメンバーは、国民投票による憲法改正が向こう2カ月以内に実施されると述べたという。

 またヘイグ英外相は、エジプトのシャフィク首相が、野党勢力を入閣させるため今後数週間に内閣改造を行う予定であることを明らかにした。

 エジプトでは、ムバラク前大統領の辞任後も物価上昇や経済的困難に対する国民の不満は強く、エジプト軍は安定回復で大きな困難に直面している。民主化活動家らは、抜本的な改革がなければ国民は再度抗議デモを起こすとしている。

 軍最高評議会のスポークスマンは14日の国営テレビ放送で、反政府デモはエジプト経済に悪影響を及ぼしたと指摘し、国民に通常業務に復帰するよう呼び掛けた。

 同評議会は13日に議会を解散させ憲法を停止。自由で公平な選挙を約束した一方で、具体的な日程などは発表していない。合法となる政党は大半が小規模で政治勢力は弱く、総選挙が計画されたとしても、現時点で参加準備が整っているのは、停止中の憲法下で非合法とされるムスリム同胞団だけとの声もある。

 エジプト軍による統治は次期大統領を選出する選挙が実施されるまでに限られており、6カ月がめどとなっている。

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