February 20, 2011 / 6:41 AM / 8 years ago

リビアのデモ死者約200人か、宗教指導者ら「同胞殺すな」

 2月20日、リビア・ベンガジの反政府デモで数十人が死亡し、イスラム教指導者らが治安部隊に殺害を中止するよう訴える声明を発表した。写真は最高指導者のカダフィ大佐。トリポリで13日撮影(2011年 ロイター/Ismail Zitouny)

 [トリポリ 20日 ロイター] 反政府デモが続くリビア第2の都市ベンガジで19日、治安部隊がデモ隊に発砲し、目撃者によると、数十人が死亡した。こうした混乱を受け、同国のイスラム教指導者らが、治安部隊に殺害を中止するよう訴える声明を発表した。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは先に、葬儀に参列していた市民らを治安部隊が銃撃し、少なくとも15人が死亡したと報道。人権団体は、反政府デモによる死者が過去3日で84人に上るとしていたが、20日付の英インデペンデント紙は、死者が200人に上る可能性があると伝えている。

 アルジャジーラによると、デモ参加者にとらえられた治安部隊員の中には、外国人の傭兵とみられる者もいるという。同国では反政府デモが始まって以来、外国メディアの取材が制限されているほか、現地の記者らもベンガジへの移動を禁じられている。

 また、携帯電話サービスも頻繁に中断しているほか、インターネットを監視する米企業は、同国内ではネットも使用できないとしている。

 一方、この騒乱を受けて、リビアのイスラム教指導者約50人が、治安部隊に対して攻撃をやめるよう求める声明を発表。ロイターに寄せられた声明では「すべてのイスラム教徒は、無実の人を殺害することが創造者らによって禁じられていると認識しなければいけない。同胞を殺すな。直ちに殺りくを停止せよ」と訴えている。

 あるベンガジ市民は、治安部隊は基地にとどまる一方で、多くの市民が市内の裁判所前に詰めかけており、地方政府の事務所や警察署は放火されていると証言。ANSA通信もイタリア人の目撃者の話として、現地が「完全に制御不能」になっているという。

 ベンガジは、最高指導者カダフィ大佐への支持が伝統的に弱い都市とされているが、これまでのところ、同国での反政府デモが全国的に拡大するはっきりとした兆校は見られていない。

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