February 22, 2011 / 12:08 AM / 8 years ago

リビアのカダフィ大佐が演説へ、軍将校グループに反旗の動きも

 [カイロ/ラバト/ワシントン/トリポリ 21日 ロイター] リビアで最高指導者カダフィ大佐への抗議行動が拡大するなか、中東のテレビ局アルアラビーヤは、カダフィ大佐が間もなく演説を行うと伝えた。

 2月21日、リビアでは最高指導者カダフィ大佐への抗議行動が拡大し、首都でも混乱が広がっている。写真は政府支持派のデモ。トリポリで17日撮影(2011年 ロイター/Ismail Zitouny)

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラの報道によると、リビア軍の将校グループは声明を発表し、カダフィ大佐退陣を求める「国民に参加」するよう兵士らに促した。

 声明は、リビア軍に対して、トリポリに向け行進するよう求めている、という。

 クリントン米国務長官は21日、リビアでの反政府デモに対する武力による弾圧を強く非難するとともに、リビア政府に対し、国民の人権を尊重するよう要請した。

 同長官は声明で「われわれは、国際社会とともに、リビアの武力行使を強く非難する。今こそ、このような容認できない流血の惨事を終わりにするときだ」と表明。

 リビア政府は表現の自由や集会の自由など、国民の普遍的な人権を尊重する責任があると強調した。

 混乱は首都トリポリにも拡大している。

 トリポリ市内でも発砲との目撃情報があるほか、軍用機がデモ隊に向かって実弾を発射したとの話もでている。

 住民によると、ベンガジから波及した反政府デモは、現在のところ東部の複数の街を掌握するまでなっているもよう。

 リビアの油田の1つでは、労働者によるストライキで生産が停止したと報じられているほか、欧州系石油・ガス会社は、駐在員の避難や同国での試掘準備作業を中断するなどの措置を取っており、石油生産への影響も拡大している。

 現地紙クリナ電子版によると、石油精製・石油化学コンプレックスがあるラスラヌフでもこの日、反政府デモが発生した。

 石油輸出国機構(OPEC)加盟国でもあるリビアの政情不安を受けて原油価格が上昇、北海ブレント先物LCOc1は一時108ドルをつけた。

 フィッチ・レーティングスは21日、リビアの信用格付けを1段階引き下げ「BBB」とした。

 アルジャジーラによると、今回の首都トリポリでの当局とデモ隊との衝突による死者は61人に上った。

 これより先、ヘイグ英外相はカダフィ大佐がベネズエラに向かう可能性があるとの見方を示したが、ベネズエラの政府高官はこれを否定した。

 また政権内でも亀裂が生じている。アブドルジャリル司法書記(法相)がデモ隊に対する「過度な暴力の行使」に反対して辞任したほか、インドに駐在するリビア大使も暴力的なデモ弾圧に抗議し職を退いた。 

 一方、目撃者の証言によると、リビアの戦闘機2機が21日、地中海のマルタに着陸した。マルタの政府関係者は、パイロット2人が亡命を求めているのかは不明としている。パイロット2人は当初、燃料補給を求めたという。

 ベンガジでは、民間人への発砲を拒否した兵士が部隊長によって処刑されたとの報道もあり、地元の元裁判官は「民間人への発砲を拒否しカダフィ支持派の当局者に処刑された兵士11人を埋葬した。遺体は切断されていた」と語った。

 フランスに本部を置く人権団体の国際人権連盟によると、ベンガジを含む少なくとも東部の9つの街をデモ隊が掌握している。

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