February 24, 2011 / 11:04 PM / 8 years ago

スイスフランが対ドルで過去最高値、円も幅広く上昇

 [ニューヨーク 24日 ロイター] 24日のニューヨーク外国為替市場では、スイスフランが対ドルで過去最高値をつけ、円も幅広い通貨に対して買われた。リビアのような混乱がほかの産油国にも広がるのではないか、との懸念を背景に、安全性の高い資産が選好されている。

 2月24日、ニューヨーク外国為替市場では、スイスフランが対ドルで過去最高値をつけ、円も幅広い通貨に対して買われた。写真はスイスフラン紙幣。17日撮影(2011年 ロイター/Denis Balibouse)

 ドルは下落した。原油価格の急上昇を受けて、米消費支出への影響が懸念されている。また、米連邦準備理事会(FRB)の利上げがほかの主要国の中銀よりも遅くなる、との見方も、ドルの圧迫材料となった。

 中東とアフリカの混乱が拡大した場合には、スイスフランはさらに上昇する可能性がある。一方、円については、日本経済が原油高にぜい弱であることや、日本の当局が輸出産業の保護のため外為市場で介入を行う可能性があることなどから、一段の上昇は限定的、とみられている。

 ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、バッシリ・セレブリアコフ氏は「今の緊迫が続けば、主に恩恵を受けるのはスイスフラン」と指摘。「ドルは安全通貨としての地位に見合った動きをしていない。原油価格上昇の米経済への影響について、一部に警戒感がある」と述べた。

 電子取引EBSで、ドルは対スイスフランで過去最安値の1ドル=0.9234フランに下落した。昨年末につけたこれまでの過去最安値(0.9301フラン)を抜けると、自動的な売り注文が出され、下落が加速した。直近では、0.7%下落の0.9259フラン。

 ドル相場は過去2週間で、スイスフランに対して4.8%近く下落している。2週間の下落率としては、昨年6月以来の大きさとなる。

 ドル/スイスフランの1カ月インプライドボラティリティは24日、約11.20%に上昇した。しかし、ユーロ圏債務危機が始まった2010年4月にみられた15%よりは、依然低い水準にある。

 ユーロは対スイスフランで1.2706フランと、1月13日以来の安値をつけた。直近は0.4%安の1.2778フラン。

 北海ブレント先物は一時、2008年8月以来の高値水準に上昇した。エネルギー価格が上昇すると米経済のおよそ3分の2に相当する消費が打撃を受けるため、原油高はドルの下落につながりやすい。

 EBSで、ユーロ/ドルは3週間ぶり高値の1.3822ドルに上昇、直近では0.4%高の1.3803ドルで推移している。

 ドル指数は現時点で3週間ぶり安値の76.991をつけた。

 ドル/円は現在、0.9%安の81.79円で推移している。一時は、2月4日以来の安値の81.62円をつける場面もあった。トレーダーは日本の輸出企業によるドル売りなどを指摘している。

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