[気仙沼(宮城県) 17日 ロイター] 死者・行方不明者が1万5000人を超えた東日本大震災。被災地では津波に襲われながらも生還した住民に加え、ペットも避難所暮らしを続けている。
壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市の高台にある気仙沼中学校の避難所では、ペットと避難した住民のためのスペースが設けられた。
避難所で暮らす56歳の女性は、「津波が来たときは仕事中だったが、夫は家にいたので、夫が(犬を)脇に抱えて逃げた。何にも持たないで犬だけ」と話した。
米ミシガン州出身の英語教師、ポール・フェイルズさん(25)は「避難している人たちの力になりたい。この難局を乗り越えるためにも、ここにいたいと思う。みんな親切で思いやりがあって、感謝している」と語った。
避難所の生活状況は依然厳しく、この地域は電力供給がストップしたままで、家族と連絡が取れない状況に置かれている。73歳の女性は「娘も息子も、生きているのか死んでいるのか分からない」と涙をこらえながら家族の無事を祈っていた。