March 22, 2011 / 8:37 AM / 9 years ago

NASAが南極で新型宇宙服をテスト、火星探査を視野に

 3月21日、米航空宇宙局(NASA)のチームが、火星探査での使用を視野に新型宇宙服「NDX-1」の使用試験を南極で行ったことが明らかに。13日撮影。NASA提供写真(2011年 ロイター)

 [ブエノスアイレス 21日 ロイター]  米航空宇宙局(NASA)のチームがこのほど、火星探査での使用を視野に、強風や永久凍土など火星で想定しうる環境に近い南極のアルゼンチン空軍基地で、1週間にわたり新型宇宙服「NDX-1」の使用試験を行った。

 この宇宙服は、アルゼンチンの航空宇宙エンジニアで米ノースダコタ大学で宇宙服研究の指揮を執るパブロ・デレオン氏が設計し、極寒の環境や風速毎時75キロの状態に耐える。NASAの基金で作成された試作品は1着10万ドル(約810万円)で350種類以上の素材から成り、耐久性を維持した上での軽量化を目指してハチの巣状のケブラー(アラミド繊維)や炭素繊維などが用いられている。

 アルゼンチン空軍基地の名前にちなみ名付けられた今回の使用試験「マランビオの火星」では、NASAの科学者チームが宇宙遊泳のシミュレーションを行ったほか、複数の訓練を行い、宇宙服を着用した状態でのサンプル採取などを行った。

 調査団はマランビオ基地を選んだ理由として、他の南極の基地と比べて永久凍土層へのアクセスが容易だったためとしている。

 デレオン氏は、南極は地球上で最も人間の手が及んでいない地域の1つであることから、サンプル採取の点で理想的であり、宇宙服の影響についても手がかりを得られるとの見方を示した。「火星は多くの異なった環境の集まりだ。砂漠のほか南極に近い気温や風がある」と述べ、多くの異なった場所で試験を実施し、開発したシステムが火星の過酷な環境に耐えられるかどうかを試したいと述べた。

 オバマ米大統領は昨年、2030年半ばまでには有人の火星軌道周回飛行が実現可能との見方を示しており、続いて火星への有人着陸を実現したいとの意向を示している。

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