March 22, 2011 / 12:04 PM / 7 years ago

原発事故などで脱出者増える日本、「第2の故郷」に留まる外国人も

 [東京 22日 ロイター] 東日本大震災による原発事故などを受け、放射能被害を恐れて日本を脱出する外国人の姿が大きく報じられているが、中には日本との強いつながりを感じて「第2の故郷」に留まる外国人もいる。

 オーストリアやフランス、スイス、オーストラリアなどの大使館は自国民に対して、福島原発付近だけでなく首都圏からも退避するよう勧告した。短期滞在者はこの勧告を受け入れやすいかもしれないが、そうではない外国人には留まるべき理由がある。

 日本人を夫に持つオーストラリア出身の作家、ダイアン・タカハシさんは、東京は自分にとってずっと良い場所だったと述べ、「東京がとても好きだ。自分の好きなものからは逃げることはしない」と語った。

 日本で半世紀以上を過ごしたという米国出身のジャーナリスト、サム・ジェームソンさん(74)は、「どんなに危険であっても立ち向かう。何が起こってもここにいる」と述べた。「(これまで日本に)ずっといたし、友人もたくさんいる。(日本は)快適で住んでいて楽しい」と話した。首都圏で放射線量が急上昇し屋内退避が指示された場合でも、1カ月持ちこたえるのに十分な食料を備蓄してあるという。

 在日米国商工会議所の元会頭、グレン・フクシマ氏は、「日本には20年間住んでいる。東京はそれなりに安全だと感じる」と語った。「日本政府は危機対応で遅れを取ったり、状況説明が適切にできなかったりすることがあると思う。それが日本に不慣れな人たちに不安を感じさせる要因になる」と指摘。その上で、自分は日本が今回の問題を解決できると信じていると述べた。

 日本に残った外国人の中には、自身は様子を見ながら日本に滞在し、家族を海外に送る対応を取った人もいる。1週間前に息子と日本人の妻がハワイに向けて発ったという、米半導体メーカー、ザイリンクスの日本法人社長、サム・ローガンさんは、「来週には状況が安定することを願う」と語った。

 菅首相が「戦後最大の危機」と表現した東日本大震災。ジェームソンさんは、「これもまた日本を去らない理由の一つだ。(国外に脱出すれば)第二次世界大戦以来、日本にとって最も重要な瞬間を見逃すことになるかもしれない」と述べた。

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