April 5, 2011 / 12:22 AM / 8 years ago

デリバティブ決済機関への監視強化を=米FRB議長

 4月4日、バーナンキFRB議長は、デリバティブ(金融派生商品)市場が依存度を高めている決済機関に対し、当局が監視を強化すべきとの見解を示した。3月撮影(2011年 ロイター/Mike Blake)

 [ストーンマウンテン(米ジョージア州) 4日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は4日、アトランタ地区連銀主催の会合で講演し、デリバティブ(金融派生商品)市場が依存度を高めている決済機関に対し、当局が監視を強化すべきとの見解を示した。

 米経済の見通しや金融政策には触れなかった。

 バーナンキ議長は、過去の危機時に決済機関が上手く機能したからといって、金融システム全体に及ぼすリスクが低いことにはならないと主張。

 「当然のごとく、将来も大丈夫と考えてはならない」と述べ「清算・決済業務を一定数の機関に集中させることは、一方では、それらに多大な金融、オペレーション面のリスクが集中することにもなる」と指摘した。

 2007─09年の金融危機では、不良債権問題をめぐり銀行が互いに疑心暗鬼となりクレジット市場の多くが機能不全に陥った。

 その経験を踏まえて成立した米金融規制改革法(ドッド・フランク法)は、相対で行われる店頭デリバティブ取引の大半を決済機関を通すことを求めた。これにより決済機関がカウンターパーティーリスクの受け皿となり、CMEグループ、OCC、インターコンチネンタルエクスチェンジ(ICE)などの清算・決済業務取扱機関に指定された取引所は、当局からシステム上重要な機関とみなされると予想される。

 バーナンキ議長は、システム上重要とみなされた機関は危機時にFRBの融資を受けられることから、それらに信用・流動性リスクをきちんと管理させる必要があるとし「米国、世界各国がこれらの機関への依存と高めるに伴い、われわれは、その機関の回復力を確実とするために必要な措置を講じる必要がある」と述べた。

 さらに、主要国が統一した基準で決済機関の監督にあたることが重要とし「米、その他主要国の規制当局が、世界のシステム上重要な金融市場運営機関に適用する強化したリスク管理基準で合意することを期待する」と述べた。

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