[ニューデリー 5日 ロイター] インドは5日、東京電力9501.T福島第1原子力発電所の事故に伴い、日本の全地域からの食品輸入を3カ月間、全面的に禁止した。放射性物質が日本の他の地域にも広がっている恐れがあるとしている。日本からの食品輸入を全面禁止するのはインドが初めて。
インド保健・家族福祉省は声明で「日本からの食品輸入を即時停止する」とし、輸入禁止の期間は「3カ月、または放射性物質の危険性が許容範囲まで低下したとの信用に足る情報が得られるまで」としている。
声明は「放射性物質が日本の他の地域にも拡散しており、日本の食品輸出のサプライチェーンで汚染が深刻化する恐れがある」と指摘した。
インドは日本から主に少量の加工食品、果物、野菜を輸入している。