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プーチン首相が多国籍軍を批判、「カダフィ氏殺害の権利ない」

 4月26日、デンマークを訪問中のプーチン露首相(写真)は、リビア政府軍への攻撃を続ける多国籍軍について、「カダフィ氏殺害の権利はない」と批判した。代表撮影(2011年 ロイター)

 [コペンハーゲン 26日 ロイター] ロシアのプーチン首相は26日、リビア政府軍への攻撃を続ける欧米などの多国籍軍について、最高指導者カダフィ大佐を殺害する権利や負託はないと批判した。

 デンマークを訪問中のプーチン首相は、多国籍軍の対応がリビア市民を保護するとの目的で介入を容認した国連安保理決議の範囲を超えていると指摘。

 「(多国籍軍は)カダフィ氏を殺害するつもりはないと言っていた。今や、『殺害しようとしている』と語る者もいる」と述べ、「どういう人物であっても、この男を処刑する権利を誰が持っているだろうか」と疑問を呈した。

 さらに、「いわゆる文明国が結集して小国を総攻撃し、長年にわたって築かれたインフラを破壊している。その点は気に入らない」と訴えた。

 またプーチン首相は、カダフィ政権についても「ゆがんだ」体制であるとの見方を示したが、それが武力介入を正当化することにはならないと語った。

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