May 5, 2011 / 8:05 AM / 9 years ago

北朝鮮の政治犯収容所に20万人、規模が拡大=アムネスティ

 5月3日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、北朝鮮の政治犯収容所には約20万人が入れられており、そこでは過酷な条件下での労働が強制されているとの報告書を発表。平壌市内で昨年10月撮影(2011年 ロイター/Petar Kujundzic)

 [ロンドン 3日 ロイター] 国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは3日、北朝鮮の大規模な政治犯収容所には約20万人が入れられており、そこでは過酷な条件下での労働が強制され、拷問も行われているとの報告書を発表した。

 報告書では、平壌南部や咸鏡南道、咸鏡北道の荒野にある政治犯収容所4─6カ所を写した最近の衛星写真も掲載。2001年時点の写真と比べると、各収容所の規模が格段に大きくなっているとしている。

 アムネスティは、元収容者や看守ら複数の人から証言を得て同報告書を作成。咸鏡南道の耀徳にある収容所では、奴隷のような環境で強制労働が課され、拷問や非人道的な仕打ちも頻繁に行われていたほか、全収容者の面前での公開処刑もあったとしている。

 また、各収容所では食料が不足し、生き延びるためにネズミを食べたり、動物の排せつ物からトウモロコシを探して飢えをしのいだという収容者も少なからずいたという。

 アムネスティのアジア太平洋地域の責任者、サム・ザリフィ氏は、北朝鮮は過去数十年にわたって政治犯収容所の存在を否定してきたが、「これ以上、動かしがたい事実を否定することはできない」と指摘。「金正恩という新しい指導者に、そして政治的不安定期に向かって動いているようだが、収容所の規模が大きくなっているように見えるのは大きな問題だ」と述べた。

 2000─03年に耀徳の収容所に入れられていた元収容者によると、労働時間は朝4時から夜8時までで、食事はトウモロコシの粥が1日2回。夜9時から11時までが思想教育で、「倫理規定を10項目暗記するまで寝させてもらえなかった」という。

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