May 9, 2011 / 9:57 PM / 8 years ago

ギリシャ格付けを2段階引き下げ、債務再編リスクで=S&P

 [アテネ 9日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、ギリシャの債務再編リスクが一段と高まっているとして、同国の格付けを従来の「BBマイナス」から「B」に2段階引き下げた。

 5月9日、スタンダード・アンド・プアーズは、ギリシャの債務再編リスクが一段と高まっているとして、同国の格付けを従来の「BBマイナス」から「B」に2段階引き下げた。アテネ郊外の空港で3月撮影(2011年 ロイター/Yiorgos Karahalis)

 さらに格付けウオッチ・ネガティブを継続するとし、さらなる格下げの可能性を示唆した。

 ギリシャ昨年、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)の支援を受けてからも、歳入低迷と深刻なリセッション(景気後退)に苦しんでおり、同国が債務再編を迫られるとの憶測が強まっている。

 S&Pは「ギリシャは、過去に発行された政府債を含め、債務再編に向けた措置をとるリスクが高まっているとみられる」と指摘した。

 欧州諸国による2010年の対ギリシャ支援の条件緩和に向けた圧力が高まっていることを踏まえると、ユーロ圏諸国は民間のギリシャ国債保有者に償還期限の延長を求める可能性があり、これがギリシャのソブリン格付け引き下げにつながったとした。

 また自社予想によると、ギリシャの債務負担が持続可能な水準に回復するには、元本の50%、もしくはそれ以上が削減されなければならない可能性があるとの見方を示した。

 アナリストの間では、S&Pの格付け引き下げは同国の銀行に影響を及ぼすとの見方が出ている。カッパ証券のアナリスト、ニコス・ガロウシス氏は「今後銀行の格付け引き下げも考えられることから、銀行は他の業種よりも影響を受けやすい」と指摘した。

 引き下げ後のS&P格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスの「B1」の1段階下、フィッチ・レーティングスの「BBプラス」の4段階下となる。3機関共にギリシャの格付けは投機的(ジャンク)等級。ユーロ圏加盟国の中で格付けが投機的等級となっているのはギリシャのみ。

 ギリシャ政府は格付け機関による格下げに対してはこれまでも批判をしてきたが、今回もS&Pの決定を批判している。

 財務省は「格付けの決定は、客観的なデータ、政策担当者の発表、および経済が直面している状況に対する現実的なアセスメントに基づいて行われるべきで、市場でのうわさや報道に基づいて行われるべきではない」との声明を発表。「単にうわさに基づき決定が行われた場合、その有効性には大きな疑念が伴う」とした。

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