May 19, 2011 / 8:03 PM / 9 years ago

ユーロ圏、民間債権者に自主的なギリシャ国債保持求める案を検討

 [ブリュッセル/ベルリン 19日 ロイター] ユーロ圏筋によると、ユーロ圏諸国の政府はギリシャの債務再編回避に向け、民間債権者が自主的にギリシャ国債の保有を続けることを求める案を検討している。

 関係筋はロイターに対し、シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事の発言を受け、ECBの債務再編に反対する姿勢が一層明確になったことが、同案検討の背景にあると説明した。

 シュタルク専務理事は、ギリシャのソブリン債務再編が行われた場合、ECBは流動性オペでギリシャ国債を担保として受け入れることができなくなるだろうと語った。

 関係筋の1人は、債務再編に関しては「ソフト」でも「ハード」でも、クレジットイベントを招くものはすべて検討対象から外れたと指摘。そのため、同案にはクレジットイベントを招く恐れのある償還期限の延長は盛り込まれず、債権者が保有するギリシャ国債の売却を控えることや、プログラム期間中に償還日を迎えるギリシャ国債の元本を同国債に再投資することが含まれるとし、「6月末までの合意を望んでいる」と語った。

 ただ、同筋は、どのように自主的なギリシャ国債保有を民間債権者に納得させるかについては明確にしなかった。

 エコノミストの多くがギリシャの債務再編は不可避とみている半面、欧州当局者は2013年半ば前に債券保有者が損失負担を余儀なくされることはないと言明している。

 ECB当局者も数週間にわたり、債務再編によるユーロ圏への深刻な影響に関し警鐘を鳴らしてきている。とりわけユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)が今週ソフトな債務再編の可能性を示唆したこと後、その動きはさらに強まっている。

 シュタルク専務理事は「債務再編はギリシャ政府債の適格性を低下させるだろう」とし、「そのため、債務再編により、ECBによるギリシャの銀行システムへの流動性供給の大部分の継続が不可能となるだろう」と述べた。

 ただ、エコノミストは、ECBが実際にギリシャ国債の担保受け入れを拒否する公算は小さいとし、いかなる形態であれ債務再編に向かう流れに歯止めをかけることが狙いとみている。

 ドイツ銀行のエコノミスト、ジレス・モーク氏は「これは交渉の一環と考えている。ECBも何かが行われる必要があることは理解しているだろうが、それが可能な限り軽微なものであることを望んでいるはずだ」と述べた。

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