[イスタンブール 19日 ロイター] トルコ北西部で19日夜、マグニチュード(M)6.0の地震があった。地元当局は、ビルから飛び降りた市民1人が死亡し、建物などにも被害が出ていると発表した。
米地質調査所(USGS)によると、震源地はキュタヒヤの西南西約80キロ。同国最大都市イスタンブールでも揺れを観測した。
キュタヒヤの県知事は地元テレビに対し、「パニックになった市民1人が窓から飛び降り死亡した」と述べた。アナトリア通信は、大学のビルが倒壊したほか、ビルの窓が割れる被害が出ていると伝えた。倒壊した大学のビルに人はいなかったという。
トルコの地震観測所は今回の地震について、発生時刻は午後11時15分(日本時間20日午前5時15分)で、マグニチュードは5.9だったと発表した。
現場では余震が続いているとみられ、救急車も待機。テレビの映像ではキュタヒヤの住民が不安な表情を浮かべている様子が映し出された。
トルコでは1999年、北西部で大規模な地震が2度発生し、2万人以上が死亡した。