June 3, 2011 / 7:10 AM / 8 years ago

サッカー=問題山積のアジア、暗いトンネル抜け出せるか

 6月2日、モハメド・ビン・ハマム会長(中央)の処分を受け、アジアサッカー連盟会長代行に就任した張吉龍副会長(左)にとっては、アジアサッカー界の改革が急務。3月撮影(2011年 ロイター/Bazuki Muhammad)

 [シンガポール 2日 ロイター] アジアサッカー連盟(AFC)会長のモハメド・ビン・ハマム氏が、汚職疑惑で国際サッカー連盟(FIFA)から活動停止処分を受けた。

 そのハマム氏はFIFA会長選に出馬した際(その後辞退)、FIFAの汚職一掃と透明性の確立を訴えていたが、9年会長を務めてきたおひざ元のアジアでは、不正や暴力といった未解決の問題が山積。アジアの躍進を信じるハマム氏だが、このままではその実現は遠い。

 アジアサッカーは、試合の不正操作疑惑、暴力行為、経営の悪化など、数多くの問題を抱えている。カタールは2022年ワールドカップ誘致にあたって、買収行為があったとの疑いをかけられている。韓国は八百長事件が現在も捜査中で、選手5人が逮捕、1人が自殺したと報道され、社会に大きな衝撃を与えている。

 マレーシアも八百長を行った歴史があり、ユースの試合で不正があったとして警察が動いている。また、インドネシア連盟は新会長選出の争いが泥沼化し、選出期限が守れず、FIFAから処分を科される可能性がある。

 <財政難も表面化>

 ほかにも、シンガポールでは1部リーグの試合中、監督が審判員に手荒な行為に及び、1シーズンのベンチ入り禁止処分を受けるという事件が起きている。同リーグではほかにも、試合前に対戦相手の2チーム間で乱闘騒ぎが起こり、選手4人が病院に送られるなど、暴力行為が問題視されている。

 オーストラリアは代表がアジアカップ決勝に進出するなど、ピッチ上では結果を出しているものの、同国の1部リーグに所属するクラブは財政難からなかなか抜け出せずにいる。

 大きな市場規模を誇り、今後の成長が期待されるアジアだが、経営体質を改善し、汚職問題を解決できない限り、欧州サッカー連盟(UEFA)との差は開いていくばかりだ。張吉龍副会長は「運営の基礎的スキルという点で、アジア地域は欧州や南米よりも脆弱(ぜいじゃく)だ」とコメント。AFCへの注目度が上がるよう、アジア地域が一致団結し懸命に取り組む必要があると述べた。

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