June 8, 2011 / 1:02 AM / 8 years ago

任天堂が「Wii U」を発表、来年4―12月頃に発売へ

 [ロサンゼルス/東京 8日 ロイター] 任天堂7974.OSは7日(現地時間)、米ロサンゼルスで開催中の世界最大規模のゲーム見本市「E3」で、新型の据置型ゲーム「Wii U」を発表した。2006年12月に発売した「Wii」の後継機で、発売は来年の4月から12月にかけての間になる見通し。

 6月7日、任天堂は、ロサンゼルスで開催中のゲーム見本市「E3」で、HDに対応した次世代の家庭用ゲーム機「Wii U」を発表した(2011年 ロイター/Mario Anzuoni)

 Wii Uは、専用コントローラーが特徴で、タブレット端末のような6.2型のタッチパネル式の液晶画面を搭載した。従来の十字ボタンやABボタンに加え、液晶画面がテレビ画面と連動する操作ができる。従来のモーションコントロール機能のほか、カメラ、マイク、スピーカー機能などを内蔵し、タッチペンも備えた。

 すでに全世界で普及しているWiiのコントローラーも同時に接続できるため、新しいコントローラーと組み合わせたゲームもできる。互換機能でWii専用ソフトも遊べる。一方で任天堂は、E3の発表会で価格について言及しなかった。 

 <ヘビーユーザーも意識> 

 発表会では、家族の誰かがテレビを見ているときでもWii Uのコントローラーの画面でゲームが遊べるといった利点が紹介されたほか、ゴルフゲームではコントローラーでボールの位置を確認しながらショットが打てるといった特徴も示された。岩田社長は「このコントローラーは携帯ゲーム機ではない」として、大画面と組み合わせて操作するゲームの面白さを強調した。 

 また岩田社長は「上級者向けのゲームもあれば、直感的に遊べるゲームもある」として、これまでターゲットにしてきたゲーム初心者に加え、ゲームのヘビーユーザーにもアピールするゲームソフトの開発に取り込む意向を示した。 

 <家族全員の参加をねらう> 

 発売から5年目に入る現行のWiiは3月末の全世界の累計販売が8601万台。発売当初から話題を集め、09年3月期には年間販売が2595万台に達したが、「寿命5年」とされるゲーム機の商品サイクルに陥り、11年3月期の販売台数は1508万台まで縮小した。今期の販売計画も1300万台にとどまる計画だが、来期にWii Uを投入することで据置型ゲーム機の再拡大をねらっていく。 

 発表会の後、岩田社長はロイターなどの取材に応じ、Wii Uの販売戦略について、現行のWiiのように1台あたりの家族の参加率を高めて顧客数の拡大を狙う考えを示した。販売台数の計画は「まだ言える段階ではない」としたが、岩田社長は「Wiiの家族の参加率は高いがまだ全員ではない。Wii Uでは全員が使ったことがあるというふうにしたいのが野望だ」と述べた。

(ロイターニュース 村井 令二 イザベル・レイノルズ;編集 吉瀬邦彦)

*ロイターなどとの取材で語った岩田聡社長のコメントを追加して再送します。

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