June 8, 2011 / 1:52 AM / 9 years ago

米景気回復、刺激策にもかかわらず「標準以下」=NY連銀総裁

 [ニューヨーク 7日 ロイター] 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は7日、米国の景気回復は積極的な金融および財政刺激策にもかかわらず満足のいくものではない、との認識を示した。当地で開かれた夕食会で述べた。

 ダドリー総裁は「回復は明らかに標準以下にとどまっている」と指摘、米経済の「大規模な弛み」や賃金の抑制がコモディティ価格上昇による影響を相殺している、との考えを示した。

 コモディティ価格については「最近のような急激なペースでの上昇は続かないと考える十分な理由がある」と述べ、その一つとして、家計や企業が食品やエネルギー価格の上昇を受けて消費行動を変えていることを挙げた。その上で、価格は今後下落するとの見通しを示した。

 また「連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制とドルの購買力維持に全面的にコミットしている」と述べ、それが米国の経済的安定と成長にとって重要だとの考えを示した。

 さらに「米国は海外投資家の信頼感を維持することが重要だ。米国は海外から資本を輸入しており、(資本流入を)当然のことと考えてはならない」と述べた。

 総裁は、米国は財政赤字問題に取り組む必要があるが、あまりに急激な財政再建努力は持続的な景気回復を阻害する恐れがあるとして、「次の景気サイクルを前回よりも持続的なものにする必要がある。前回は資産価格上昇や容易に入手できる信用、金融セクターの過大な利益など、不安定な基盤に基づくものだった」と述べた。

 FRBの金融政策については、6000億ドル規模の資産買い入れプログラムは6月末で打ち切られるとしただけで、それ以上は触れなかった。

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