June 10, 2011 / 3:56 AM / 9 years ago

インタビュー:Wii U発表後の株価に違和感=任天堂社長

 6月10日、任天堂の岩田聡社長は、米ロサンゼルスでロイターのインタビューに応じ、新型の据置型ゲーム機「Wii U」を発表した後の株価下落について「違和感があった」と述べた。8日撮影(2011年 ロイター/Phil McCarten)

 [ロサンゼルス/東京 10日 ロイター] 任天堂7974.OSの岩田聡社長は、米ロサンゼルスでロイターのインタビューに応じ、新型の据置型ゲーム機「Wii U」を発表した後の株価下落について「違和感があった」と述べた。

 さらに「これがゲームを変えるとはまだ信じられていない」と指摘した。その上で、現行のWiiの当初の市場の反応も鈍かったと振り返った上で「新しい提案が全体に理解されるのにはもっと時間が必要になる」と語った。

 ロサンゼルスで開催していた世界最大規模のゲーム見本市「E3」で、任天堂は7日(日本時間8日)にWii Uを発表したが、同じ頃の日本の株式市場で任天堂株は下落。8日から連日の安値の更新で、2006年5月以来となる1万7000円を割り込み、10日午前には一時1万5770円まで売られた。

 岩田社長は現地時間8日(日本時間9日)にロイターのインタビューに応じ、Wii Uを発表したE3会場での手応えは大きかったと強調した上で、任天堂の株価について「昨日のプレゼンテーションの反響、会場で出会った人から聞く感想、会場のムード、どれをみても昨日の株式市場の反応とまったくかみ合わないので違和感があった」と述べた。

 ただ、岩田社長は「この違和感はWiiを初めて発表した2006年のときと同じだ」とも指摘。「06年もここで任天堂がWiiを発表した時は、会場がすごい熱気でショーは大成功だと周りに言ってもらえたのに、日本に帰ってきたら懐疑的なムードが乱れ飛んでいた。それに違和感を持ったのを思い出す」と述べた。

 その上で岩田社長は、6.2型液晶を搭載したコントローラーが特徴のWii Uについて「一見すると『ああタブレット端末がついただけね』と誤解されやすいが、実際に体験してもらうと違う。新しい可能性があることは、ロサンゼルスの会場でプレゼンテーションを見て体験してもらった人にはすごくよくわかってもらえるが、実際に体験していない人は写真をみただけでこのコントローラーがゲームを変えるとはまだ信じられていない」と指摘した。

 岩田社長は、Wii U発表会場での熱気と株式市場の冷めた反応について「提案が新しいので反応がポジティブとネガティブに分かれている。それが全体的に価値が理解されるのにもっと時間が必要になる」と述べた。さらに「Wiiを初めて発表したときの反応と同じだったことを思い出すと、これは決して悪い兆候ではない。逆に新しいことが起きていることの証明だと自信を深めている」と語った。

 (ロイターニュース リアナ・ベーカー 村井令二) 

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