June 10, 2011 / 7:22 AM / 8 years ago

トヨタ12年3月期は予想下回る減益見通し、世界販売台数も前年割れ

 [東京 10日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T)は10日、2012年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比35%減の3000億円になるとの見通しを発表した。

 最大の減益要因は販売不振で、営業利益ベースにして約1200億円(うち金融事業は700億円)のマイナス要因になるという。売上高は同2.0%減の18兆6000億円、当期利益は同31%減の2800億円と減収減益を見込む。

 トムソン・ロイター・エスティメーツによると、5月11日の決算発表後に業績見通しを出した主要アナリスト15人の予測平均値は連結営業利益が4577億円で、会社側予想はこれを下回った。

 同社の世界販売台数は前年の730万台から724万台に減少する見通し。内訳は海外のが531万台(前年は539万台)、国内が193万台(同191万台)。

 会見した小澤哲副社長は、東日本大震災の影響による生産減少が収益に与える影響は「営業利益ベースで3600億円」と述べた。また、「全てのライン・全ての車種で生産が正常化するのは11月で変わらない」とも語り、正常化への計画は予定通りであることを示した。

 このほか、円高ドル安など為替の影響も業績の足かせとなっている。為替の影響は営業利益ベースで1000億円のマイナス要因になると説明している。12年3月期の想定為替レートは、ドル/円JPY=が82円と前年より4円の円高を見込んでいる。一方、ユーロ/円EURJPY=は115円と2円の円安を想定している。小澤副社長は「現在の収益構造は為替1ドル85円、世界販売台数660万台でブレークイーブン」と述べた。

 かざか証券の市場調査部長、田部井美彦氏は、トヨタの業績見通しについて「市場予想を下回ったが現時点ではネガティブとはいいにくい」との見方を示した。また「業績予想に期待感はあったが、それほど株価に織り込まれていた感じはないので、失望売りは限定的ではないか」と語った。

(ロイターニュース 江本 恵美)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below