[上海 11日 ロイター] 1949年の中華人民共和国建国以来60年あまりにわたって同国で禁止されてきた競馬が、湖北省・武漢で今夏解禁されることが分かった。英字紙チャイナ・デイリーが11日伝えた。
レースは8月下旬から毎週開催される予定で、湖北省の地方政府が主催。運営は香港のオリエント・ラッキー・ホース・インダストリーが担当する。4━6レースが実施され、各レースには競走馬10━12頭が出走する。
ただ、引き続き「賭け」は禁止される。武漢にあるオリエント・ラッキー・シティ競馬場の広報担当者は同紙に対し、「1位の馬を正しく予想した人には小さな賞が与えられるが、香港で行われているように出走馬に対して賭けを行うことはできない」と述べた。
中国では国が運営する宝くじ以外、ほぼすべての賭け事が禁止されている。