June 16, 2011 / 10:28 PM / 8 years ago

ユーロが対スイスフランで過去最安値、ギリシャ不安強まる

 [ニューヨーク 16日 ロイター] 16日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対スイスフランで過去最安値を更新した。ギリシャの政治的混乱と同国への追加支援をめぐる不透明性が一段と深刻化した。 

 6月16日、ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対スイスフランで過去最安値を更新した。アテネの銀行で昨年2月撮影(2011年 ロイター/John Kolesidis)

 ユーロは対ドルではほぼ終日下落していたものの、終盤に切り返し0.3%高の1.4212ドルをつけた。ユーロ/ドルは一時、ロイター・データで1.4071ドルまで下落していた。株価が値を戻しダウ平均とS&P総合500種が反発して引けたことや、1.41ドルを割り込み、値ごろ感から買いが入ったことがユーロを支援した。

 アナリストは、ユーロのぜい弱さは変わらないとし、ギリシャへの支援と同国の財政健全化に向け、欧州当局者がいつどのような合意に至るのかをめぐって不透明な状況が続く限り、ユーロは1.40ドルを下回る水準に下落するだろうとの見通しを示した。

 この日のユーロ圏債券市場で、ギリシャ国債はユーロ導入後の最安値をつけた。同国債のデフォルト(債務不履行)保証コストも急上昇し、5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドは1900ベーシスポイント(bp)まで拡大した。

 インターバンク市場でも、ギリシャが「無秩序な」デフォルト(債務不履行)に陥り融資が凍結されることへの懸念を背景に、ユーロ圏銀行のドル建て資金調達コストが大きく上昇した。

 ファロス・トレーディングのマネジング・ディレクター、ブラッド・ベックテル氏は、ギリシャをめぐる状況が、2007年にみられたベアー・スターンズとリーマン破たんに至るまでの状況に似た様相を呈しつつあると指摘。「支援はそのうち実施されると思っている。まだ完全に制御不能な状態には陥っていない。ただ、危険なほどそのような事態に近づいている。全てのリスク指標にひっ迫がみられ始めている」と語った。

 ユーロは、電子取引EBSでスイスフランに対し、一時1.1946スイスフランまで下落。その後、前日比0.3%安の1.2058スイスフランまで戻した。

 スイス国立銀行(中銀)のヒルデブランド総裁がスイスフラン高に懸念を表明したものの、対応に向けて行動することを示すシグナルがみられなかったことから、スイスフランは反応薄だった。 

 安全資産とみられている円は上昇した。ドル/円は0.5%安の80.64円。ユーロ/円は1カ月ぶり安値となる113.47円をつけた。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数は0.2%安の75.425。一時、3週間ぶり高水準となる76.015をつけた。

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