June 21, 2011 / 1:51 AM / 9 years ago

シリア大統領が演説、国民対話や一党独裁の見直しなど懐柔策

 6月20日、シリアのアサド大統領はダマスカス大学で演説を行い、反体制デモが続く国内情勢の打開に向けて国民対話を近く行うと表明。提供写真(2011年 ロイター)

 [ベイルート 20日 ロイター] シリアのアサド大統領は20日、ダマスカス大学で演説を行い、反体制デモが続く国内情勢の打開に向けて国民対話を近く行うと表明し、バース党による一党独裁を規定した憲法条項の見直しを行う方針を明らかにした。

 一方で、反体制派が求めている退陣については言及しなかった。同大統領が演説を行うのは、反体制デモが3月に始まってから3回目。

 国民対話に関する委員会は、向こう数日間に100人以上を集め、政治改革の協議に向けた枠組み作りなどを話し合う予定。アサド大統領は、9月までに改革案をまとめることを目指す考えを示したが、対話では8月に予定されている議会選挙についても協議されるとみられる。

 一方、国内情勢の混乱についてアサド大統領は、国民を利用して妨害工作を行っているグループがあるとし、武装勢力との間に政治的解決はないと述べた。

 反体制活動家や住民によると、ダマスカス郊外や北西部ラタキアでは、演説後に新たなデモが発生。反体制派の幹部は、アサド大統領は「(デモ弾圧で死亡した)1400人の遺族や、民主化を望む国民の要求を満たすことは一切述べていない」と強く非難した。

 また、米国務省のヌランド報道官は会見で「アサド大統領は過去何年も国民に口約束をしているが、今重要なことは行動であり、言葉ではない」と批判した。シリアから多くの避難民が到着しているトルコのギュル大統領も、アサド大統領の提案は「十分でない」とし、多党制の民主政治に移行させるべきだと指摘した。

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