June 27, 2011 / 6:00 AM / 8 years ago

IEA石油備蓄放出でもOPEC減産の可能性低い=湾岸諸国代表

 6月26日、湾岸諸国のOPEC代表2人は、IEAが石油備蓄放出を決定したが、OPECが減産に踏み切る可能性は低いとの見方を示した。写真はOPEC本部。8日撮影(2011年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

 [リヤド 26日 ロイター] 湾岸諸国の石油輸出国機構(OPEC)代表2人は26日、国際エネルギー機関(IEA)が石油備蓄放出を決定したが、OPEC原油への需要は強いためOPECが減産に踏み切る可能性は低いとの見方を示した。

 今回の放出は産油国リビア情勢の混迷で供給が細った軽質スイート原油の不足を補うことにはなるが、湾岸産の重質原油への需要を満たすことはなさそうだ。

 ある湾岸のOPEC代表は「湾岸産油国の輸出は、約80%が需要が高まるアジア向け。このため、湾岸諸国が生産量を減らす兆候はみられない」とした上で、「IEAの備蓄はすべて軽質原油である一方、湾岸諸国が生産するのは主に重質原油。従って、生産量を減らさなくてはならない理由は見当たらない」と述べた。

 別のOPEC代表は、湾岸産油国はアジアの石油需要を注視しており、それにあわせて生産量を調整する意向を示した。「注文が増えれば生産量を増やす。それが生産量の決め手で、IEAの備蓄(放出)ではない」と述べた。

 OPECは今月8日の総会で、アラブ湾岸産油国や主要石油消費国で構成するIEAが増産による原油高抑制を望む中、生産枠拡大の合意を見送っていた。主要産油国のサウジアラビアは総会後も必要に応じて増産する方針を表明していたが、IEAは23日、向こう1カ月間にわたって計6000万バレルの戦略石油備蓄を放出すると発表した。

 湾岸諸国の代表らは、供給不足には陥っていないし価格も過去最高値を十分に下回っているとして、IEAの行動は正当化できないと表明していた。

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