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5月小売業販売額は前年比減少幅縮小、自動車販売以外は復調傾向
2011年6月28日 / 00:53 / 6年後

5月小売業販売額は前年比減少幅縮小、自動車販売以外は復調傾向

 [東京 28日 ロイター] 経済産業省が28日に発表した5月の商業販売統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比1.3%減の10兆9170億円となり、3カ月連続の減少となった。

 6月28日、経済産業省が発表した5月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比1.3%減の10兆9170億円となり、3カ月連続の減少となった。写真は横浜市内の自動車ショールーム。23日撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai)

 自動車小売業は依然大幅な減少となっているが、その他では増加業種が目立ち、全体の落ち込み幅は前月より縮小、東日本大震災の影響は徐々に薄れてきている。季節調整済み前月比では2.4%の増加となった。

 業種別にみると、燃料小売業、機械器具小売業、織物・衣服・身の回り品小売業、飲食料品小売業、その他小売業の5業種が、需要の増加などから前年比増加となったが、自動車小売業の大幅マイナスなどが影響し、全体を押し下げた。また、百貨店・スーパーなどの各種商品小売業は、天候不順や外国人買い物客の減少により、不振だった。

 自動車販売は震災の影響もあり、前年比24.4%と5月としては最大の減少幅となった。ただ4月よりは減少幅は縮小。一方で、石油価格上昇で燃料小売業が上昇したほか、衣料品はクールビズの前倒しで好調だった。テレビなど映像関連商品や扇風機やエアコンなど節電対策家電の売れ行きが好調となったため、機械器具小売業も増加した。飲食料品ではミネラルウォーターや加工食品などが好調で防災対策意識の高まりを反映しているもよう。

 地域別では、被災地域の東北地方の大型小売店販売が、4月より改善傾向が見られる。岩手、福島は前年比減少幅は縮小。宮城では前年比9.0%の大幅増加となった。東京や神奈川でも減少幅は縮小している。

 業態別にみると、百貨店、スーパーとも大型小売店の販売は振るわなかった。百貨店では前年比2.4%減となり、例年より早い入梅の影響や、外国人買い物客の減少などが打撃となった。スーパーでも衣料品が不振となった。一方で、コンビニでは、7カ月連続で前年比増加。おにぎりやデザートなどファーストフードが好調だったほか、乾電池や防災品など非食品が21.6%増と大幅増加となった。ただ、震災の影響でコンサートが中止となるなどチケット販売を含むサービス売上高は落ち込んだ。

 (ロイターニュース 中川泉;編集 吉瀬邦彦)

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