[ソウル/サンフランシスコ 29日 ロイター] 韓国のサムスン電子005930.KSは、米アップルAAPL.Oの「iPhone(アイフォーン)」、「iPad(アイパッド)」、「iPod(アイポッド)」の輸入禁止を米国際貿易委員会(ITC)に求めた。
28日付の提出文書によると、サムスンは先のアップル製品が電気通信標準やユーザーインターフェースの発明に関するサムスンの特許5件を侵害していると主張している。
サムスンは29日、アップルに対する新たな特許侵害訴訟を米デラウェア州連邦地方裁判所に提起した。
29日時点で、アップルの広報担当者からのコメントは得られていない。
今回のサムスンの動きは、両社の特許侵害をめぐる訴訟合戦の新たな展開。
ITCはサムスンが求めるアップル製品の輸入禁止を決定する前に、サムスンの申し立てを検証することに合意する必要があり、手続きにはかなりの時間を要する可能性がある。