[アムステルダム 3日 ロイター] ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯で、5月に拘束されたセルビア人武装勢力の元司令官ラトコ・ムラディッチ被告(69)が、国連の旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷の審理をボイコットすることが分かった。同被告の弁護士が3日、明らかにした。
16年にわたって逃亡生活を送っていたムラディッチ被告は今年5月、セルビアで拘束。同法廷に移送後開かれた審理では、起訴状について「不愉快」で「醜悪」だと非難し、罪状認否を留保した。
罪状認否は4日に行われる予定になっていたが、同被告の弁護士は「ムラディッチ(被告)は強制されない限り、あす法廷に姿を現すことはない」と言明。その理由について「彼が求める弁護団が組織されていないためだ」と説明した。
同被告はボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992─95年)中、ボスニア東部スレブレニツァでイスラム教徒8000人の虐殺などを指揮したとして、1995年にジェノサイド(民族大量虐殺)などの罪で、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷に起訴された。