July 5, 2011 / 5:28 AM / 8 years ago

中国地方政府の債務、当局推計より5400億ドル大きい=ムーディーズ

 [北京 5日 ロイター] 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは5日、中国の地方政府の債務負担が、監査当局の推計よりも3兆5000億元(5400億ドル)大きい可能性があるとの見方を示した。

 政府の監査当局は、地方政府の債務が10兆7000億元という推計値を出しているが、ムーディーズは、複数の当局が示す数字の食い違いを計算した結果、債務規模は推計値よりも大きいと指摘した。

 ムーディーズは声明で「中国の銀行が抱える問題のある融資の規模は、基本ケースよりもストレスケースに近い可能性がある」との見方を示した。

 ムーディーズによると、国内銀行の不良債権比率は8─12%。一方、基本ケースによる不良債権比率は5─8%、ストレスケースでは10─18%。

 ムーディーズは、地方政府の債務処理に向けた明確な計画を政府が策定しない限り、中国の銀行システムの信用格付け見通しはネガティブになる可能性がある、としている。 

 地方政府の債務をめぐっては、政府の監査当局、銀行監督当局、中国人民銀行など、個別の機関がそれぞれ算出しており、会計処理方法や定義の違いから政府見通しはそれぞれの寄せ集めのようになっている。

 ムーディーズは、政府監査当局の推計値を銀行監督当局の値と比べた結果、新たに3兆5000億元の地方政府債務を見つけたとしている。

 その上で「こうした融資は適切に記録されておらず、不履行になる可能性が高い」と指摘。政府が地方政府債務に関する規律を段階的に導入することを期待している、としている。

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