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欧州時間に入りリスク回避加速、ユーロ安主導でドル80円割れ
2011年7月12日 / 09:13 / 6年前

欧州時間に入りリスク回避加速、ユーロ安主導でドル80円割れ

 [東京 12日 ロイター] 欧州時間に入り、各金融マーケットでリスク回避が加速している。材料が錯綜するなかで欧州債務懸念が強まりユーロが下落。ドル/円は1カ月ぶりに80円を割り込んだ。イタリアやアイルランドのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も上昇。株安と金利低下も夜間取引で進んでいる。

 7月12日、欧州時間に入り、各金融マーケットでリスク回避が加速している。写真は昨年2月、アテネの銀行で撮影(2011年 ロイター/John Kolesidis)

 マークイットによると、クレジット市場では、イタリアの期間5年のCDSが上昇、アイルランドの期間5年のCDSが64ベーシスポイント(bp)上昇し過去最高の1175bpとなった。

 欧州債務懸念がユーロ安を誘い、ユーロ/円などクロス円の下げにつられてドル/円は1カ月ぶりに80円を割り込んだ。欧州中央銀行(ECB)が追加利上げに踏み切った前週に、短期筋がユーロの買い持ちを積み上げていた分、ユーロの下げをきつくしたという。

 GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物が軟化。大証の日経平均先物9月限がイブニング・セッションで一時9800円を割り込んだ。金利も低下している。

 材料については錯綜しており、バークレイズ銀行チーフFXストラテジストの山本雅文氏は「欧州ソブリン問題がイタリアに波及するのではないかという漠然とした不安からリスク回避の動きが強まっていることによる」と指摘する。

 イタリア中銀の関係筋は、きょうの国債入札で問題があるとの市場のうわさを否定した。

 政府からは「為替相場をしっかり注視していきたい」(枝野官房長官)、「為替相場の動向を注意深く見ていきたい」(日銀の白川方明総裁)など、当局者から円高をけん制する発言が相次いだものの、ドル/円急落の主因がユーロの下落であることに加え、日経平均も1万円近くで推移していることから、現時点で為替市場では介入警戒感が高まっていないという。

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