[ニューヨーク 18日 ロイター] 金相場は18日、上昇。米欧債務問題をめぐる懸念が強まるなか、金への逃避買いが膨らみ、1600ドルを突破し最高値を更新した。
金現物は一時、1オンス=1607.01ドルに上昇。1820GMT時点で、前日比0.7%高の1603.89ドル。4営業日中、3営業日で最高値を更新。11営業日で8%上昇している。
テクニカル分析は、今後2─3カ月以内に1700ドルを上回る可能性を示している。
カボット・マネー・マネジメントのロバート・ラッツ最高投資責任者は、米財政問題や欧州債務問題を背景に金が向こう6─9カ月で2000ドルまで上昇するのもあり得ない話でない、とみている。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月物は12.30ドル高の1オンス=1602.40ドルと、1600ドルを突破して取引を終了。一時1607.90ドルまで上昇した。
銀現物も約4%上昇し、5月上旬以来初めて40ドルを超えた。ここ2週間で15%以上上昇している。
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