August 6, 2011 / 5:56 AM / 7 years ago

インタビュー:米国債格下げは格付け会社としての責務=S&Pソブリン責任者

 8月5日、S&Pのソブリン格付け部門トップであるビアーズ氏は、米国債の格付けを引き下げたことについて、それが格付け会社の責務だと説明した。写真はワシントンの連邦議会議事堂。昨年1月撮影(2011年 ロイター/Jim Young)

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)のソブリン格付け部門トップであるデビッド・ビアーズ氏は、ロイターとのインタビューで、米国債の格付けを引き下げたことについて、それが格付け会社の責務だと説明した。

 ビアーズ氏は「われわれは、非常に真剣に自らの責任を負っている。分析を踏まえ、格付けがふさわしくないという結論を格付け委員会が出せば、しかるべき決定をするのがわれわれの責務だ」と述べた。

 格下げの決定には、米債務上限引き上げをめぐる与野党協議を難航させた「政治の力学」がかなり影響したという。

 同氏は「財政政策のプロセスは弱められ、それまでより予想がつきにくくなった」とし「財政政策の選択肢の継ぎ合わせを迫られるといった債務上限引き上げ協議の難航ぶりがそれを示している」と指摘した。

 報道では、S&Pの決定の正当性をめぐり過去24時間にS&Pと米政府の間で議論が交わされたとされる。S&Pの広報担当者は、これについて、S&Pは常に、決定を発表する前に債券発行体に検討する機会を与えており、「今回も数値や計算方法に目を通してもらった」と説明している。

 ビアーズ氏は、S&Pの委員会は、計算数値の変更があれば格付けの決定を発表する前に、考慮に入れると指摘。1週間前に発表された米国内総生産(GDP)統計も今回の決定に影響を与えた要素の一つだったと述べた。

 7月29日に発表された第2・四半期GDP速報値は年率換算で前期比1.3%増。第1・四半期は1.9%増から0.4%増に下方修正された。

 ビアーズ氏は、「リセッションは1年前に考えられていたより深刻で、これが、景気回復力が引き続き弱いという可能性を高めているとわれわれは考えている」と述べた。

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