August 8, 2011 / 11:38 PM / 8 years ago

S&P、米国債格下げでGSEなども「AAプラス」に

 [ニューヨーク/ワシントン 8日 ロイター] 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は8日、 5日に米国債の長期格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げたことに伴い、米国の政府系住宅金融機関(GSE)、中央清算機関(クリアリングハウス)、保険会社などの格付けを「AAA」から「AAプラス」に引き下げた。

 一方、米国の銀行の格付けに直接的な影響はないとの見解を示した。 S&Pが格付けしている米銀の発行体信用格付けは米国のソブリン格付けを下回っている。

 格付けを「AAプラス」に引き下げたのは、GSEの連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)FNMA.OBと連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)FMCC.OB、および米連邦住宅貸付銀行(FHLB)。

 決済機関のデポジトリー・トラスト、ナショナル・セキュリティーズ・クリアリング、フィクストインカム・クリアリング、オプションズ・クリアリングの格付けも引き下げた。

 オプションズ・クリアリングンのルスリングスハウゼン会長は「格付けの変更による当社の業務への影響はない」との認識を示した。

 S&Pもまた「これらの機関の基本的な健全性に対する見方に変更はない」としている。

 保険関連では、ナイツ・オブ・コロンバス、ニューヨーク・ライフ、ノースウエスタン・ミューチュアル、米教職員退職年金保険組合、ユナイティッド・サービシズ・オートモビル・アソシエーションの格付けを「AAプラス」に引き下げた。

 S&Pは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)の格付け「AAプラス」を確認したものの、見通しは「ネガティブ」に引き下げた。

 この他、アシュアード・ギャランティ(AGO.N)、ガーディアン、マサチューセッツ・ミューチュアル、ウエスタン・アンド・サザーン[WESTE.UL]の格付け見通しも「ネガティブ」に引き下げた。

 オバマ大統領は8日、市場は米国の格付けステータスが引き続き「AAA」と確信しているとの見解を示した。

 S&Pによる格下げは、米議会での政治的こう着が要因と批判な見方を示し、格下げを受け、赤字削減への取り組みにおいて議員の間で新たな切迫感が高まることに期待を示したうえで、歳出削減のみで赤字削減の達成は不可能と確信していると述べた。

 一方、米上院銀行委員会は、S&Pが米国債の格付けを引き下げたことについて、調査を開始したもよう。

 委員会のある側近が8日、ロイターに明らかにしたところによると、委員会はS&Pの措置について情報を収集している。ただ、格下げ問題について公聴会を開くかどうかは、まだ決定していないという。同側近は、あらゆる選択肢が検討されている、としている。

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