August 15, 2011 / 10:37 PM / 6 years ago

米グーグルがモトローラ買収:識者はこうみる

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米グーグル(GOOG.O)は、通信機器大手モトローラ・モビリティ・ホールディングス(MMI.N)を現金約125億ドル(約9600億円)で買収すると発表した。自社の携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の利用拡大を目的に、グーグルとしては過去最大規模の企業買収を行う。

 市場関係者のコメントは以下の通り。

●特許取得が狙い

 <野村(ロンドン)のグローバル・テクノロジー・スペシャリスト、リチャード・ウィンザー氏>

 特許の取得が目的だ。グーグルは、アンドロイド連合の防衛に乗り出した。他の携帯電話メーカーが権利を奪われたと感じれば、アンドロイド連合全体が崩壊する恐れもある。

 買収額は巨額だ。当社が算定する(モトローラモビリティの)企業価値は、買収額を大幅に下回る。

 グーグルは、携帯端末の製造で利益を上げることには関心がないだろう。狙いは広告だ。

●サムスンはウィンドウズフォン拡大か

 <IDC(ロンドン)のアナリスト、フランシスコ・ジェロニモ氏>

 サムスンとHTCは「ウィンドウズ・フォン」の展開を拡大するだろう。今回の買収を受け、両社は明らかにプラットフォーム戦略の多様化を進める必要がある。

 グーグルは、巨大な特許資産を手に入れた。モトローラはGSM方式携帯電話のパイオニアだ。

    ●タブレット市場でも有益

     <ガートナー(英国)のシニア・コンシューマー・デバイス・アナリスト、カロリーナ・ミラネシ氏>

     ただのハードウエア会社の買収にとどまらない。モトローラは今後非常に有望な主要特許をもっている。アップルの阻止には至らないだろうが、グーグルはより有利な材料を手に入れた。

     タブレット市場でも役にたつだろう。グーグルのタブレット版基本ソフト(OS)「ハニーコム」は期待通りの伸びをみせていない。

     大きな金額だが、特許関連費用の節約も期待できる。モトローラにとっては大きな取引だ。

     グーグルは携帯電話「ネクサス」でハードウエア製造にも乗り出したが、予想以上のコストがかかっている。

    0 : 0
    • narrow-browser-and-phone
    • medium-browser-and-portrait-tablet
    • landscape-tablet
    • medium-wide-browser
    • wide-browser-and-larger
    • medium-browser-and-landscape-tablet
    • medium-wide-browser-and-larger
    • above-phone
    • portrait-tablet-and-above
    • above-portrait-tablet
    • landscape-tablet-and-above
    • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
    • portrait-tablet-and-below
    • landscape-tablet-and-below