August 23, 2011 / 1:17 AM / 8 years ago

為替で投機的な動き注視、円高対策に予備費活用も=財務相

 [東京 23日 ロイター] 野田佳彦財務相は23日の閣議後会見で、19日の海外市場で円相場が一時75円台をつけ戦後最高値を更新したことについて「過度な円高が日本経済に悪影響を与えることは間違いない」とし、「投機的な動きがあるかどうかよくチェックしている」と述べた。

 8月23日、野田財務相は、過度な円高が定着し緊急を要する場合には、11年度の予備費を活用して円高対策を講じる考えを明らかにした。都内で2009年11月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 過度な円高が定着し緊急を要する場合には、2011年度の予備費を活用して円高対策を講じる考えも明らかにした。

 円高の背景については「EUも米国も厳しいが、相対的に円にきているということだろう」と述べ、投機的な動きに目を凝らす考えを強調。円高対策の必要性について「過度な円高の状況が続き、定着する場合には、第3次補正予算で経済対策の意味を込めた措置をとるかどうか、さらにもっと急ぐ必要があれば、予備費活用の検討もあり得る」と指摘。第3次補正予算編成作業が10月にずれ込む可能性が高まっているため、緊急性の高い円高対策については予備費を活用して対応する考えを示唆した。

 <12年度予算概算要求基準、9月中旬の閣議決定を確認>

 停滞していた2012年度概算要求作業については、今朝の閣議で、遅くとも9月中旬には概算要求基準の閣議決定を行うことや、年内編成が必須である点などを確認したことを明らかにした。

 <民主党代表選 「時期がくれば先頭に立つ考え変わらない」>

 29日に投開票が予定される民主党代表選は前原誠司前外相が立候補の意向を固めたことで、構図が大きく変容しつつある。既に立候補の意向を固め、前原グループの支持を求めてきた野田財務相の痛手が大きいとみられるが、「(時期がきたら先頭にたつとの考えに)変わりはない」とし、立候補の決意が固いことをにじませた。

 ただ、現時点では代表選への取り組みについて「私自身はこの後(参議院で)特例公債法の審議で100問くらい質問を受ける。為替の問題など、現職の財務大臣としての職責を今週しっかり果たさなければならない。その一念に尽きる」と述べるにとどめた。 

 一方で、新体制に望むことを問われると、「どのような状況であれ、復旧・復興、原発事故の収束、世界経済が荒れている状況、こういう経済の大変動にきちんと対応できる危機感をもった内閣が必要だろう」と語った。一部で浮上している小沢一郎元代表の党員資格停止処分見直しの動きに対しては「新しい体制で判断すること」と述べるにとどめた。

(ロイターニュース 吉川 裕子)

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