[北京 2日 ロイター] 中国の検索エンジン最大手の百度公司BIDU.Oは2日、新たなモバイル用アプリケーション・プラットフォームを発表した。
この「Baidu Yi」と呼ばれるプラットフォームを通じて、百度公司は他社開発のゲームや地図などのアプリケーションを販売する。米グーグルGOOG.Oの基本ソフト(OS)を基盤としたプラットフォームになる。
百度公司は、中国国内の検索エンジン市場で80%以上のシェアを確保しているが、競争力強化に向け、電子商取引やオンラインビデオ、オンライン旅行予約などの分野にも進出している。
中国の携帯電話市場では、従来型の携帯電話やローエンドの第2世代携帯電話が依然圧倒的なシェアを握っている。国内インターネット企業や通信会社は、スマートフォン(多機能携帯電話)市場の開拓に向け、自社開発のスマートフォンを投入している。
国内電子商取引最大手のアリババ・グループは7月、自社開発のモバイル向けOSを搭載したスマートフォンを発表した。
華為技術[HWT.UL]もクラウドコンピューティング型のスマートフォンを8月に発表。
中国のポータルサイト運営大手、新浪SINA.Oも最近、同社のブログサービス利用者向けにスマートフォンを発表している。