[東京 7日 ロイター] 知的財産高等裁判所は7日、切り餅の切り込みに関する特許について、越後製菓がサトウ食品工業2923.Tに特許を侵害されたとして損害賠償などを求めていた訴訟の控訴審で、越後製菓の特許を認める中間判決を下した。
知的財産高等裁判所は、サトウ食品の製品が発明の技術的範囲に属するとしたほか、越後製菓の特許は特許無効審判で無効にされるべきものとは認められないとした。
越後製菓は2009年に、該当製品の製造・販売の差止め請求と14億8500万円の損害賠償を求めて提訴。その後の請求棄却を不服として控訴していた。
一方、サトウ食品は一貫して、製品は特許権を侵害するものではないと主張している。