[北京/香港 20日 ロイター] 関係筋3人が20日ロイターに明らかにしたところによると、中国国内の外国為替市場で大手のマーケットメーカーである中国銀行(601988.SS)は、深刻化する欧州債務問題への懸念から、複数の欧州銀行との為替フォワードおよびスワップ取引を停止した。
関係筋によると、中国銀行が取引を停止した欧州の銀行にはソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA)、クレディ・アグリコル(CAGR.PA)、BNPパリバ(BNPP.PA)などのフランスの銀行が含まれる。ムーディーズによる一部銀行の格下げなども取引停止の一因という。
また、別の中国の銀行1行は、欧州の銀行との人民元金利スワップ取引を停止した。関係筋はこの銀行名は明らかにしていない。
ソジェン、BNPのスポークスマンはコメントを拒否した。クレディ・アグリコルのコメントも得られていない。
関係筋の1人によると、中国銀行の決定はオンショアの外為市場を含み、全支店に適用される可能性がある。関係筋はロイターに「スポット取引は別として、(欧州の銀行との)すべてのスワップおよびフォワード取引が停止された」と語った。
中国銀行の広報担当者もコメントを拒否した。
中国銀行は、スイスのUBSUBSN.VXがトレーダーの不正取引で23億ドルの損失を出したことを受け、同行との為替スワップ取引も停止した。UBSはコメントを拒否した。
中国工商銀行(601398.SS)(1398.HK)、中国建設銀行(601939.SS)(0939.HK)、中国農業銀行(601288.SS)(1288.HK)などはロイターに対し、通常通りに業務を行っていると述べた。