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ギリシャの財政緊縮策が生活を圧迫、国民から不満の声
2011年9月28日 / 01:01 / 6年後

ギリシャの財政緊縮策が生活を圧迫、国民から不満の声

 [アテネ 26日 ロイター] 救済措置と引き換えに厳しい財政改革を迫られているギリシャで、政府の財政緊縮策により生活が困窮しているとの不満が国民の間で高まっている。

 9月26日、救済措置と引き換えに厳しい財政改革を迫られているギリシャで、政府の財政緊縮策により生活が困窮しているとの不満が国民の間で高まっている。写真は23日、アテネで行われた財政緊縮策に抗議するデモで撮影(2011年 ロイター/Yiorgos Karahalis)

 与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の議員はロイターに対し、財政赤字穴埋めへ向けた不動産の税導入について、支持するとした上で、「余裕のない家計から税金を搾り取るような改革は続かない」と述べ、一段の財政緊縮策を今後支持するかは分からないと述べた。

 郵便配達員の50歳の男性は、「(財政緊縮策は)われわれを苦しめている。手持ちの金はなく、毎日生活費を切り詰めている」とこぼす。子どもを持つこの男性は、給与が約15%削減されたと明かし、「これらの緊縮措置がわれわれを危機から救うとは思わない」と語った。

 ギリシャでは今週、政府の財政緊縮策に抗議するため、公共交通機関やタクシーの労働組合がストライキを実施。通勤の足が大幅に乱れるなど、都市部では混乱が生じ、同国の主産業である観光業に打撃を与えている。ストライキは今後も実施される見通しで、10月に全国的な大規模ストが計画されている。

 50歳の医師は、給与が削減され経済活動が落ち込むなかで、「どうやって(増えた)税金を払えばいいのか」と嘆く。財政緊縮策は何の解決にもならないと訴え、「このまま何もしなければ国民は飢え、最終的には不満を爆発させて暴動になるだろう」と述べた。

 ギリシャでは現在、リラックスする場所であるレストランやバー、ビーチでの会話も、同国のデフォルト(債務不履行)や景気後退(リセッション)、債務問題への対応で持ちきり。テレビのトークショーでは、番組がいつの間にか財政緊縮策をめぐる白熱した議論に発展していることも頻繁にあるという。

 加えて同国では、民間労働者と公務員との間に大きな隔たりもある。民間は、肥大化した官僚制度がギリシャを弱体化したと批判。一方の公務員は、脱税と政治家の汚職に諸悪の根源があると主張している。

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