October 3, 2011 / 11:13 PM / 8 years ago

ギリシャの景気後退が深刻化、赤字削減目標は達成困難

 10月3日、ギリシャの2012年予算案で、経済が来年にかけてもマイナス成長が続くとの見通しが示され、財政赤字の削減や債務危機の克服に向け、困難な道のりが続くことは必至の情勢となった。写真は警官隊と小競り合いする高校生らのデモ隊(2011年 ロイター/John Kolesidis)

 [アテネ 3日 ロイター] ギリシャが3日公表した2012年予算案で、ギリシャ経済は来年にかけてもマイナス成長が続くとの見通しが示され、財政赤字の削減や債務危機の克服に向け、困難な道のりが続くことは必至の情勢となった。

 ギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)などとの協議の後に議会に提出した予算案では、2011年の国内総生産(GDP)成長率をマイナス5.5%、2012年はマイナス2.5%になると見込んでいる。

 これは最近公表されたIMFの見通しとほぼ一致しているが、7月に第2次ギリシャ支援策が決定された際は、2012年の成長率がプラス0.6%になると想定しており、その時点から大幅に悪化している。

 ギリシャ政府は、財政赤字の削減幅もIMFなどと合意した目標を達成できないことを認めており、予算案では、2011年の財政赤字が対GDP比で8.5%に達するとの見通しを示した、これはIMFや欧州連合(EU)と合意した7.6%を大幅に上回る水準だ。

 ベニゼロス財務相は、予算案はプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化に向けた重要な一歩とし、「2009年に240億ユーロの赤字だったプライマリーバランスは、2012年に32億ユーロの黒字となる」と述べた。

 しかし、同財務相は、新たに導入した不動産税など緊縮財政策が国民に受け入れられない場合には、2011年の財政赤字が対GDP比で9%に達する可能性もあると警告した。

 また、予算案では、2012年の公的債務は対国内総生産(GDP)比で172.7%となり、今年の推定161.8%から拡大すると見込んでいる。 

 2011年の失業率は15.2%、来年は16.4%に上昇すると予想している。ギリシャでは特に若者の失業が問題となっており、若者の失業率は平均の倍以上に達している。

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