October 10, 2011 / 7:57 PM / 8 years ago

ギリシャ中銀、プロトン銀行に金融安定基金を適用 実質国有化へ

 [アテネ 10日 ロイター] ギリシャ中銀は10日、同国の中小銀行、プロトン銀行PRBr.ATに金融安定基金(FSF)の資金を適用し、同行を実質国有化する方針を示した。

 FSFは2010年に決定した第1次ギリシャ支援の合意条件の一環として、市場で資金調達できない銀行に資金を提供するために設立された。FSFの資金を適用して実質国有化されるのはプロトン銀行が初めて。同行は、主要株主による取引に関連して、マネーロンダリング(資金洗浄)規制法に違反した疑いが持たれており、中銀が調査を進めていた。

 中銀は声明で「われわれの提言を受けて、財務省はプロトンに対し銀行再生に関する新法を適用する」と説明。民間セクター関連、政府預金、健全資産の全てを集約した「グッドバンク」を設立するとし、再編後の同行の資本水準は規制要件を上回り、ギリシャ中銀を通じてユーロシステムの流動性を利用することができるとしている。

 旧プロトン銀行の残りの資産は清算され、清算によって生じた収益は、第3者の申し立ての処理に充てられるという。

 財務省によると、再編後の同銀行のコアTier1(中核的自己資本比率)は、中銀が2012年1月からの順守を義務付けている10%水準を上回る10.6%になる。

 アナリストの間では、今回の措置は、プロトンの経営上の問題に関連したもので、ギリシャの債務危機に関連したものではないとの見方が出ている。

 アナリストの1人は「FSF資金のプロトン銀行への活用は、ギリシャのソブリン債へのエクスポージャーとは関係がない。同行の不良資産ポートフォリオに関係している」と話した。

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