[東京 11日 ロイター] 発電装置などの開発を手掛ける神奈川県の企業コスモパワーが、地震や津波から身を守る球体の防災シェルター「ノア」を開発した。
コスモパワーの田中昭次社長は、死者・行方不明者が2万人近くに上った3月の東日本大震災の発生以降、防災シェルターの開発を決意。当初は半球体にしていたが、それだと津波で転覆してしまうおそれがあったと指摘。完全な球体に修正し、さらに持ち運びやすいよう工夫したと述べた。
ノアは直径約1.2メートルでハッチが1つ付いている。ガラス窓が1つあり、排水用と換気用の穴もある。素材には軽くて強度のある繊維強化プラスチックを使用した。黄色に塗装したのは、災害時に人目を引きやすく、救助してもらいやすいようにするためだという。
販売価格は28万8000円からで、同社はすでに4人乗りタイプを700件受注した。
田中社長は、地震を不安に感じている人はノアが家にあるだけで安心できるのでは、と話した。